ホクレンのてんさい糖は体にいいと聞いていているけど、危ないという情報もあって、結局どうなのか…。
私自身、保育士・幼稚園教諭・学童支援員として、毎日子どもたちの食と健康に向き合っています。
そして自宅では、3人の子どもを育ててきた母親の視点でも食品選びを大切にしてきました。
というお悩みに対してー 現役の保育士・学童支援員・モンテッソーリ教員である”すず”がてんさい糖についてまとめました。
3人の子を育てた子育ての実績と保育士の経験をいかして、危険と言われるホクレンのてんさい糖について詳しくお伝えいたします。
この記事を読んでわかること
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なぜ「ホクレンてんさい糖は危険」と言われるのか?
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てんさい糖のメリット・デメリットは?
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子どもにも安心して使える甘味料の選び方
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保育士・母親の目線で選んだおすすめの甘味料7選
次のような方に向けての記事です。
- ホクレンのてんさい糖の安全性を知りたいと思っている方
- 体にいい甘味料についてお知りになりたい方
- 家族の健康を守るために「甘さの質」を見直したい方
こちらは、スーパーで買える油の中で安全性が高いものの選び方や オリーブオイル・米油・えごま油などの特徴や使い分けがわかる記事です。参考にされて下さい。
【2025最新】スーパーで買える安全な油ランキング6選、子どもにも安心な油を調理別にご紹介します
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目次
てんさい糖って何?白砂糖との違いや特徴
①てんさい糖とは?
てんさい糖とは、「甜菜(てんさい)」という野菜から作られる自然派の砂糖で、体にやさしい甘味料として人気が高まっています。
白砂糖や三温糖とは成分や体への影響が大きく異なり、子どもや高齢者にも安心して使える甘味料として注目されています。
■理由:なぜてんさい糖が注目されるのか?
それは、以下の3つの特徴があるからです。
-
腸内環境を整える「オリゴ糖」が含まれています。
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血糖値の上昇が緩やかで、体への負担が少ないといわれています。
-
ミネラルが残っていて、精製度が低い自然な甘味料だからです。
これらの理由から、健康志向の方や小さな子どもを持つ家庭にぴったりの甘味料として選ばれています。
■具体例:実際の生活でどう使われているか?
たとえば私は保育園で、アレルギー対応のおやつや季節の手作りお菓子にてんさい糖を使っています。
白砂糖よりも風味がまろやかで、甘さが控えめなので、素材の味を引き立ててくれるのも魅力です。
また、自宅では、子どものお弁当用の卵焼きや、煮物の味付けにも活用しています。
砂糖よりもコクが出て、料理の味に深みが増します。
■まとめ
てんさい糖は、白砂糖・三温糖と比べて以下の点で優れています。
■白砂糖・三温糖との違い
特徴 | てんさい糖 | 白砂糖 | 三温糖 |
---|---|---|---|
原料 | 甜菜(ビート) | サトウキビ | サトウキビ |
精製度 | 低め(ミネラル豊富) | 高い(ほぼ純糖) | やや低め |
血糖値上昇 | 緩やか | 急上昇 | 急上昇 |
腸内環境 | オリゴ糖で整いやすい | 特になし | 特になし |
白砂糖や三温糖もよく使われていますが、健康や子どもへのやさしさを考えるなら、てんさい糖を選ぶメリットは非常に大きいようです。
② てんさい糖が腸内環境にいい理由
てんさい糖は、腸内環境を整える働きのある「オリゴ糖」を含んでいるため、腸活にぴったりの甘味料です。
■理由
オリゴ糖は、腸内にいる善玉菌(ビフィズス菌など)のエサになる成分です。
善玉菌が元気になると、悪玉菌が減り、腸内バランスが整います。これにより、
■腸内環境が整う効果
-
お通じが良くなります。
-
お腹の張りやガスの悩みが減ります。
-
免疫力が上がります。(腸は免疫の約7割を担うと言われています)
といった効果が期待できます。
■具体例
私が勤める保育園でも、便秘気味の子どもたちに、てんさい糖を使った手作りおやつを出すことがあります。
市販の甘いお菓子よりも優しい味で、子どもたちにも大人気です。
また、自宅では子どもたちが便秘気味のときに、てんさい糖を使ったヨーグルトドリンクや、フルーツの煮物を出すようにしていました。
翌日にはスッキリ出ることが多く、体の軽さを感じているようです。
■ポイント整理:
てんさい糖が腸にいい理由
-
オリゴ糖が善玉菌のエサになり、腸内フローラが整います。
-
便通改善やお腹の調子をサポートします。
-
小さな子どもや高齢者でも安心して使える自然派甘味料です。
■まとめ
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど大切な器官です。
だからこそ、毎日の食事で自然に腸を整えられる「てんさい糖」は、家族の健康を守るうえでとても頼れる存在だと私は感じています。
② 血糖値が急上昇しにくい?
てんさい糖は、血糖値が急激に上がりにくい甘味料です。
そのため、糖質を気にする方や、子どもや高齢者の健康管理にも安心して使えます。
■理由
てんさい糖のGI値(血糖値の上昇スピードを示す指数)は65前後と、白砂糖(GI値109)よりも低めです。
これは、てんさい糖に含まれるオリゴ糖や食物繊維が、糖の吸収を緩やかにしてくれるためです。
血糖値の急上昇のリスク
-
肥満の原因になります。
-
インスリンの過剰分泌を引き起こします。
-
子どもが興奮しやすくなりがちです。(糖の急変動による)
といった影響もあるため、日常的に使う甘味料としては、血糖値の安定性が非常に重要です。
■具体例
我が家では、子どもたちが習い事の前や、朝食に甘いものを欲しがるときは、てんさい糖を使ったホットミルクやバナナ蒸しパンを作っていました。
白砂糖を使っていた頃は、「お腹すいた!」とすぐに言っていたのが、てんさい糖に変えてからは腹持ちがよく、イライラも減った印象があります。
■ポイントまとめ
-
GI値が低く、血糖値の急上昇を抑えます。
-
糖質制限中の人にも使いやすいお好評です。
-
小さな子どもにも安心して使えます。
■まとめ
血糖値の安定は、健康管理の基本です。
てんさい糖は甘さを楽しみながら、体への負担を減らせるバランスのよい甘味料として、とても優秀です。
④ 白砂糖・三温糖とどう違う?てんさい糖との比較で見える選び方
てんさい糖は、白砂糖や三温糖とは原料も製法も、体への働きも大きく異なる自然派の甘味料です。
■理由
3つの砂糖の違い
比較項目 | てんさい糖 | 白砂糖 | 三温糖 |
---|---|---|---|
原料 | 甜菜(ビート) | サトウキビ | サトウキビ |
精製度 | 低(ミネラル・オリゴ糖あり) | 高(純粋なショ糖) | 中(カラメル色あり) |
血糖値上昇 | 緩やか(GI値65前後) | 急激(GI値109) | 急激(GI値100前後) |
風味 | まろやかでクセが少ない | 甘さが鋭く素材の風味を隠す | コクはあるがクセも強め |
白砂糖や三温糖は甘さが強く、価格も安いため一般的に多く使われていますが、精製度が高く体に必要な栄養素がほとんど含まれていません。
一方てんさい糖は、自然に近い形で作られており、素材本来の味を引き立てることができます。
■具体例
たとえば、同じ煮物でも白砂糖で作ると「甘い!」と感じやすく、子どもが途中で飽きてしまうこともあります。
でも、てんさい糖で作ると素材の味が活きて、最後まで食べてくれることが多いです。
味の違いに敏感な子どもには、てんさい糖の方が食べやすいようです。
■ポイント
-
原料が異なります:てんさい糖は甜菜、他はサトウキビです。
-
精製度が低く、栄養を残したまま甘さを楽しめます。
-
料理の味が自然で、素材を活かしやすいのが特徴です。
■まとめ
日々の料理に使う砂糖だからこそ、「何を選ぶか」はとても大切です。
てんさい糖は、甘さだけでなく、健康面や食材の味わいを考えて作られた優しい甘味料です。
2.てんさい糖のメリット・デメリット|子どもに使うなら知っておきたいこと
てんさい糖は、体にやさしい自然派の甘味料として人気ですが、良い点ばかりではありません。
日常的に使う前に、メリットとデメリットの両方をしっかり理解することが大切です。
■理由
てんさい糖は、「腸内環境を整える」「血糖値が上がりにくい」「ミネラルが残っている」など、白砂糖にはない多くの健康効果が期待できます。
しかしその一方で、「価格が高い」「溶けにくい」「甘さが控えめで慣れが必要」といった注意点もあります。
① てんさい糖のメリット
てんさい糖の主なメリットは以下のとおりです:
-
オリゴ糖が含まれ、腸内環境の改善に役立つ
-
GI値が低めで、血糖値の急激な上昇を抑える
-
精製度が低く、カリウムやカルシウムなどのミネラルが残っている
-
まろやかな甘さで、素材の風味を引き立てる
-
甜菜(ビート)由来なので、寒冷地でも安心の国産が多い
保育園によって、そして家庭での食事作りにおいて、特にお腹の調子が不安定な子どもや、味覚が敏感な幼児期の食事に、てんさい糖を積極的に使うことも多いようです。
② てんさい糖のデメリット
一方で、以下のようなデメリットもあります:
-
価格が高め(白砂糖の約2〜3倍)で家計に負担がかかることも
-
白砂糖よりも溶けにくく、冷たい飲み物には向かない
-
甘さがやさしい分、「物足りない」と感じることがある
-
茶色がかっているため、仕上がりが白くならない(お菓子の見た目に影響)
たとえば、夏場の冷たい麦茶やアイスコーヒーに入れると溶け残りが気になることがあります。
その場合は、シロップタイプのてんさい糖や、温かい料理に使うことで解決できます。
■ポイント
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
健康面 | 腸にやさしい・血糖値が安定 | 特になし |
味 | 自然な甘さ・素材を活かす | 甘さが控えめで物足りなさも |
価格・手間 | 国産・安心 | 高価・溶けにくい |
■まとめ
てんさい糖は、「健康・安全・やさしさ」の3拍子がそろった甘味料です。
しかし、すべての料理や家庭に一律で最適とは限らないため、用途やライフスタイルに合わせて使い分けることが大切です。
たとえば、毎日の煮物や子どものおやつ作りにはてんさい糖、冷たい飲み物やお菓子の見た目を重視する場面では他の甘味料と併用するのもおすすめです。
3.ホクレンのてんさい糖が危険と言われる理由は?
ホクレンのてんさい糖が「危険」と言われる理由には、3つの大きな誤解や不安要素が関係しています。
それは、主に「農薬」「遺伝子組み換え」「ボツリヌス菌」に関する情報です。
■理由
インターネットやSNS上では、「ホクレンのてんさい糖は体に悪い」「危険だから避けるべき」といった声が出回っています。
しかし、その多くは誤解や一部の情報が拡大解釈されたものであり、正確な事実を知ることが大切です。
本章では、「農薬の使用」「遺伝子組み換え」「ボツリヌス菌と離乳食」の3点について、保育士・母親・食の安全を重視する立場から、正確でわかりやすく解説します。
① 農薬の使用は?ホクレンのてんさい糖は農薬まみれなのですか?
ホクレンのてんさい糖に限らず、甜菜の栽培には一部農薬が使われています。
ただし、日本国内で流通している食品には「残留基準値」が厳しく設定されており、基準を超える農薬は検出されません。
■理由
農薬使用=危険、というイメージが先行しがちですが、実際には以下のような管理が行われています。
農薬に関する管理
-
農林水産省が「農薬ごとに使用回数・濃度・時期」を定めています。
-
農薬の残留量には上限があり、これを超えると市場に出荷できない仕組みです。
-
ホクレンは「契約農家との連携」により、品質管理体制が整っています。
このため、毒性、作物への残留、環境への影響等に関する様々な試験成
績に基づき、安全性の評価を行い、問題がないと判断した農薬のみを、
農林水産省が登録しています。
また、農薬は登録されたものしか使ってはいけないことはもちろん、登
録の際に、使用できる作物と使用方法(希釈倍数、使用量、使用時期、
回数など)も合わせて定めており、農薬を使用するときにこれらを遵守
することで農薬の安全性が確保されています。
■具体例
私自身、30年間生協を使ってきましたが、てんさい糖に関して残留農薬が基準値を超えたという報告は見たことがありません。
保育園で子どもたちに提供するおやつでも使っていますが、体調不良やアレルギーが出たことは一度もありません。
■まとめ
農薬使用=即危険ではなく、「使用ルールと管理の有無」が重要です。
ホクレンは国内大手の農業協同組合グループであり、品質基準や検査体制が非常に厳格ですので、過度な心配は不要といえるでしょう。
② 遺伝子組み換えは?ホクレンのてんさい糖はどうなのか?
ホクレンのてんさい糖に使われている甜菜は、遺伝子組み換えではありません(※2025年時点、日本では甜菜の遺伝子組換え作物は商業栽培されていません)。
■理由
以下のような背景があります
-
日本では、甜菜の遺伝子組換え作物は承認されておらず、流通もしていません。
-
ホクレンを含む国内生産者は、基本的に非遺伝子組換えの国産甜菜を使用しています。
-
商品ラベルに「遺伝子組換えでない」と明記されている場合もあります。
■具体例
ホクレンの公式サイトや、生協で販売されているてんさい糖には、「遺伝子組換えではありません」と明記されている商品が多いです。
生協の商品説明会でも「非遺伝子組換え」を明確に保証するものとして紹介されていました。
■まとめ
「ホクレンのてんさい糖は遺伝子組換えかも」と不安になる必要はありません。
日本ではそもそも甜菜の遺伝子組換え作物自体が存在しておらず、ホクレンの製品も非該当です。
③ ボツリヌス菌と離乳食の関係|赤ちゃんに使ってはいけないって本当?
てんさい糖はハチミツと違い、通常はボツリヌス菌の心配はありません。
ただし、念のために離乳食初期(生後5〜6か月頃)には控えることが推奨される場合もあります。
■理由
甜菜糖の製造過程で高温処理が行われるため、ボツリヌス菌が生き残る可能性は極めて低いとされています。
一方で、商品によっては加熱加工の程度に差があり、リスクを完全にゼロにできないため、慎重な扱いが勧められているのです。
■ポイント
-
ボツリヌス菌は基本的に心配はいりません。(高温処理されているため)
-
ただし、赤ちゃんの腸は未発達のため、1歳までは控えると安心です。
-
離乳食では「加熱済みのてんさい糖を後期以降に少量」からがおすすめです。
■まとめ
「てんさい糖=ボツリヌス菌で危険」というのは一部誤解です。過剰に怖がる必要はありませんが、赤ちゃんには段階を踏んで安全に使うことが大切です。
家族の健康を守るためにも、正しい知識で甘味料を選んでいきましょう。
てんさい糖の選び方とチェックポイント3つ|家族の健康を守るために
てんさい糖を選ぶときは、原材料・使いやすさ・安全性の3つの視点をチェックしましょう。
すべて「てんさい糖」と書かれていても、商品によって品質や使い勝手に大きな違いがあります。
■理由
市販されているてんさい糖には、製造方法・添加物の有無・粉末かシロップか・オーガニックかどうかなど、選ぶポイントがたくさんあります。
何となく選ぶと、「溶けにくくて使いにくい」「子どもに向かないタイプだった」といった後悔につながることもあるので気をつけていただきたいです。
■具体例
私自身、保育園の調理や家庭での食事づくりを通じて、いろいろなてんさい糖を試してきました。
そのなかで「これは使いやすい!」「これは甘さが強すぎた…」など、実体験から見えてきた選び方があります。
■3つの選び方のポイント
- 原材料をチェック|「甜菜100%」かどうかが基本
- 使いやすい形状か?(用途に合っているか)
- オーガニック認証があるか?(安心して家族に使えるか)
それでは、詳しくご説明します。
① 原材料をチェック|「甜菜100%」かどうかが基本
まず最初に確認すべきは、「てんさい糖=甜菜(ビート)だけを使っているかどうか」です。
■理由
商品のなかには、てんさい糖といいながらブドウ糖やデキストリンなどが加えられている加工糖もあります。
これらは価格が安い一方で、栄養価が下がり、血糖値への影響も大きくなる可能性があります。
■チェックポイント
-
原材料表示が「てん菜(ビート)」のみのものを選びます。
-
「北海道産100%」や「甜菜糖(分蜜糖)」と書かれていれば安心です。
-
加工糖・混合糖には注意が必要です。(成分表示に要確認)
■具体例
生協で取り扱われている「北海道産てんさい糖(分蜜糖)」は、甜菜100%で無添加となっています。
② 用途別で選ぶ|料理・飲み物・お菓子に合う形状の違い
てんさい糖は、料理・飲み物・お菓子づくりなど、用途に合わせて「粉末・顆粒・シロップ」タイプを使い分けるのがおすすめです。
■理由
形状によって「溶けやすさ」「甘さの強さ」「仕上がりの色味」などが異なります。
使いづらいタイプを選んでしまうと、味や見た目に影響が出たり、手間がかかったりすることもあります。
■用途別おすすめタイプ
-
料理(煮物・炒め物など)→ 粉末タイプ(加熱でしっかり溶けます)
-
飲み物(コーヒー・紅茶など)→ 顆粒やシロップタイプ(溶けやすい)
-
お菓子づくり(クッキー・ケーキなど)→ 粉末タイプ(混ぜやすく、甘さがまろやかです)
■具体例
夏場はてんさい糖が飲み物に溶けにくいので、我が家では「てんさい糖シロップ」を常備しています。
冬の煮物には粉末タイプを使い、自然な甘みとコクが出て、子どもたちの食いつきが違います。
③ オーガニック認証があるか|農薬や添加物を避けたい方に
子どもや高齢者がいる家庭では、オーガニック(有機JAS)認証のあるてんさい糖を選ぶと安心です。
■理由
オーガニック認証がある商品は、以下のような基準をクリアしています:
-
農薬や化学肥料を使用しない栽培方法です。
-
添加物や漂白剤を使わない製造工程です。
-
第三者機関による厳しい基準に合格しています。
■こんな方におすすめです
-
食品添加物や残留農薬が気になる方
-
離乳食や子どものおやつに使いたい方
-
免疫力が落ちやすい高齢者の食事に取り入れたい方
■具体例
オーガニック専門店やiHerb、楽天市場などでは、「有機てんさい糖(ムソー、創健社など)」が人気です。
価格はやや高めですが、家族の健康を守る“安心料”として納得して使えます。
■まとめ|あなたに合ったてんさい糖を見つけよう
てんさい糖を選ぶときにチェックすること
-
原材料がシンプルか?(甜菜100%)
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使いやすい形状か?(用途に合っているか)
-
オーガニック認証があるか?(安心して家族に使えるか)
この3つのチェックポイントを押さえることが大切です。
毎日使うものだからこそ、「なんとなく」ではなく「納得して選べる」てんさい糖を選びたいですね。
おすすめのてんさい糖(使い方編)|料理・飲み物・お菓子づくりに合うタイプ別で紹介!
てんさい糖は、「料理」「飲み物」「お菓子」それぞれに向き・不向きがあります。
目的に合った商品を選ぶことで、味も仕上がりもぐっと良くなります。
■理由
すべて「てんさい糖」と書かれていても、形状や溶けやすさ、甘さの強さが異なります。
料理で溶け残ったり、お菓子で甘さが足りなかったりと、合わない使い方をすると失敗につながることもあるかもしれません。
ここでは、私が保育園や家庭で実際に使って「これは便利!」「子どもにも安心」と感じた商品を、使い方別に3タイプご紹介します。
① 料理に使いやすいクセの少ないタイプ|素材の味を引き立てるならこれ!
公式:ムソー株式会社
煮物や炒め物などの日常的な料理に使うなら、「ムソー 北海道産てんさい含蜜糖」がおすすめです。
商品紹介:
ムソー 北海道産てんさい含蜜糖(粉末タイプ)
-
北海道産のてんさい100%使用しています。
-
ミネラルを含んだ自然な甘みです。
-
クセが少なく、和食・洋食問わず使いやすく重宝します。
■理由
この商品は自然なコクがあるのに、しつこさがなくて料理の味を邪魔しないのが最大の魅力です。
炒め物や煮物に使っても、味がとがらず、素材本来の風味が引き立ちます。
② 飲み物に溶けやすいタイプ|冷たい飲み物にもおすすめ
冷たいドリンクやスムージーに使うなら、日本甜菜製糖 てんさい糖シロップ」が断然便利です。
商品紹介:
日本甜菜製糖 てんさい糖シロップ(液体タイプ)
-
北海道産てんさい使用しています。
-
オリゴ糖が豊富で腸内環境にもおすすめです。
-
冷たい飲み物にもすぐ溶けると好評です。
■理由
粉末タイプは冷たい飲み物では溶け残りやすいのが難点です。
シロップタイプなら、アイスコーヒーやヨーグルトにもそのまま混ぜられてストレスフリーです。
■具体例
夏の保育園では、子ども向けに出す「麦茶ゼリー」「ヨーグルト風味のドリンク」などにこのシロップを使っています。
家でも、牛乳や豆乳に混ぜるとほんのり甘くて飲みやすい栄養ドリンク風になりますよ。
③ お菓子作りにぴったりな粉末タイプ|混ぜやすさと焼き上がりの良さがポイント
お菓子づくりに使うなら、「創健社 北海道産てんさい含蜜糖(粉末)」が最適です。
商品紹介:
創健社 北海道産てんさい含蜜糖(粉末タイプ)
-
キメが細かく、混ぜやすい
-
クッキーやマフィンなどの焼き菓子にぴったり
-
てんさい糖特有のまろやかな甘さで、後味がよい
■理由
お菓子作りでは、「粉のきめ細かさ」と「焼き色」「甘さのコントロール」が重要です。
創健社のこの商品は、グラニュー糖のように使いやすく、自然な甘さで風味もアップします。
■具体例
私は休日に、子どもと一緒に作るクッキーやパウンドケーキにこのてんさい糖を使っていました。
市販の白砂糖よりも後味がすっきりしていて、子どもも「もう一個ちょうだい!」とリピートする味に仕上がります。
まとめ|使い方に合わせて選べば、てんさい糖はもっと便利に!
てんさい糖は、使い方によって最適なタイプが変わります。
以下を参考に、あなたの家庭に合った1本を選んでみてください。
用途 | おすすめ商品 | 特徴 |
---|---|---|
料理全般 | ムソー 北海道産てんさい含蜜糖 | クセがなく素材を活かす |
飲み物・冷たいもの | 日本甜菜製糖 てんさい糖シロップ | 溶けやすく手軽に使える |
お菓子づくり | 創健社 北海道産てんさい含蜜糖 | 焼き色・甘さ・混ぜやすさ◎ |
「てんさい糖ってちょっと面倒?」と思っていた方も、使い方に合ったタイプを選ぶだけで、ぐんと使いやすくなります。
おすすめのてんさい糖(健康編)|家族の健康を考えるあなたにぴったりの5選
健康を意識するなら、「どのてんさい糖を選ぶか」がとても重要です。
天然成分・腸内環境・オーガニック・年齢別の安心感・虫歯予防など、目的に合わせた選び方が健康維持につながります。
■理由
同じ「てんさい糖」でも、加工の仕方や含まれる成分に違いがあります。
使う人の体質・年齢・ライフスタイルに合った商品を選ぶことで、てんさい糖の効果をより実感できるようになります。
以下では、目的別におすすめのてんさい糖5選をご紹介します。
- 一番のおすすめ、「ムソー 北海道産てんさい含蜜糖」
- オリゴ糖が豊富な、「日本甜菜製糖 てんさい糖シロップ」
- 化学肥料や農薬を避けたいなら、「創健社 有機てんさい糖」
- まろやかでミネラル豊富な、《日本甜菜製糖 てんさい糖(顆粒)
- 甘さが穏やかで粘着性の少ない、「てんさい糖(分蜜糖タイプ)
① 天然由来成分の自然派に|ムソー 北海道産てんさい含蜜糖
公式:ムソー
「できるだけ自然なものを選びたい」という方には、
《ムソー 北海道産てんさい含蜜糖》がもっともおすすめです。
■商品の特徴
-
原料は北海道産の甜菜100%です。
-
ミネラルを残した「含蜜糖」タイプとなっています。
-
精製度が低く、自然なコクと甘みですすめです。
- 素材の風味を引き立てる優しい甘さで、安心感があります。
■おすすめポイント:
添加物不使用。自然な風味で素材の味を活かした料理にぴったりです。
■用途:煮物、炒め物など、日常的な和食にあいます。
■参考価格:約580円(600g)
リンク
② 腸内細菌が気になる方に|日本甜菜製糖 てんさい糖シロップ
公式:日本甜菜製糖
腸活を意識するなら、オリゴ糖が豊富な《日本甜菜製糖 てんさい糖シロップ》がぴったりです。
■商品の特徴
- オリゴ糖が善玉菌のエサになり腸内フローラを整えます。
- 液体タイプで吸収が早く、腸に届きやすいのが特徴です。
- 毎朝のヨーグルトやスムージーに加えるだけでOKです。
■おすすめポイント:
ヨーグルトや飲み物にすぐ溶けるので忙しい朝にも◎。便秘ぎみの方にも人気です。
■用途:ヨーグルト、牛乳、豆乳ドリンク、ホットケーキのトッピングにおすすめです。。
■参考価格:約520円(300g)
リンク
③創健社 有機てんさい糖
公式:創健社
■商品の特徴
-
有機JAS認証取得済みです。
-
完全無添加、自然栽培された甜菜を使用しています。
-
甘さはまろやかでクセがなく、料理にもお菓子にもおすすめです。
■おすすめポイント:
小さなお子さまや高齢者の食事にも安心です。信頼の「創健社」ブランド。
■用途:離乳食後期のおやつ・高齢者向けの優しい煮物やドリンクにおすすめです。
参考価格:約680円(500g)
④ 国産・無添加派に|日本甜菜製糖 北海道まろやかてんさい糖|加藤美蜂園 北海道てんさいオリゴ

公式:日本甜菜製糖 公式:加藤美蜂園本舗
■商品の特徴
-
どちらも北海道産100%のてんさいを使用しています。
- 無添加でやさしい甘みが特徴です。
■おすすめポイント:
「オリゴ」は腸活目的に、「まろやかてんさい糖」は料理やおやつに幅広く使えます。
■用途:オリゴ=ヨーグルトや乳酸菌飲料に/まろやか=味噌汁・煮物・クッキーなど
■参考価格:
・北海道てんさいオリゴ 約680円(300g)
・北海道まろやかてんさい糖 約540円(600g)
リンク
リンク
⑤オーガニックがいい|ムソー オーガニックてんさい糖(粉末)
公式:ムソー
■商品の特徴
- 有機JAS認証取得ししています。
- 自然農法で育てられた甜菜を使用したオーガニックタイプです。
■おすすめポイント:
環境にも人にもやさしい甘味料です。味わいはややあっさりでクセがありません。
■用途:自然派のお菓子、スープ、穀物コーヒーなどナチュラルライフにおすすめです。
■参考価格:約690円(400g)
⑥子ども・高齢者にやさしい|日本甜菜製糖 ラフィノース100(粉末)
公式:日本甜菜製糖
■商品の特徴
-
母乳にも含まれる天然成分「ラフィノース」の純度100%です。
- 胃で分解されず腸まで届く糖といわれています。
■おすすめポイント:
- 整腸効果が高く、赤ちゃん・シニアにやさしい商品です。
- 甘さは非常に控えめとなっています。
- スティックタイプ江使いやすいのが特徴です。
■用途:ミルク・離乳食後期のゼリー・シニア向けスープやヨーグルトにおすすめです。
■参考価格:約1,800円(180g)※少量でも効果があります。
⑦虫歯を気にしている方におすすめ|北海道てんさいオリゴ(粉末)
画像:楽天
虫歯予防を意識するなら、甘さが穏やかで粘着性の少ない《ラフィノース オリゴ粉末》を選びましょう。
■商品の特徴
- 甘さが強すぎず、口に残りにくいです。
- 糖度は低くなっています。
- 虫歯菌の栄養源になりにくいオリゴ糖が主成分となっています。
- 食後の口内環境を乱しにくいのが特徴です。
■おすすめポイント:
子どもの仕上げ磨き後にも罪悪感なく使えて、甘さ控えめで後味すっきりです。
■用途:虫歯を気にするお子さんへのドリンク・ゼリー・おやつにどうぞ。
■参考価格:
・北海道てんさいオリゴ(粉末) 約680円(300g)
■まとめ|健康目的別に最適なてんさい糖を選びましょう
てんさい糖は、「やさしい甘さ」だけでなく、体の中から整えてくれるチカラを持った甘味料です。
あなたや家族の体調や目的に合わせて、最適な1品を選んでみてください。
■おすすめのてんさい糖(健康編)一覧表|目的別で選べる健康志向のてんさい糖
目的 | おすすめ商品名 | 特徴 |
---|---|---|
自然志向 | ムソー 北海道産てんさい含蜜糖 | 精製度が低く、自然な甘みとコク。添加物不使用で素材本来の味を活かせる。 |
腸活したい | 日本甜菜製糖 てんさい糖シロップ | オリゴ糖が豊富で、善玉菌を増やし腸内環境を整える。液体で使いやすい。 |
無添加が良い | 創健社 有機てんさい糖 | 有機JAS認証取得。農薬・化学肥料不使用で、完全無添加のてんさい糖。 |
国産・無添加 | 北海道てんさいオリゴ/北海道まろやかてんさい糖 | 北海道産のてんさい使用。どちらも無添加でやさしい味わい。 |
オーガニック志向 | ムソー オーガニックてんさい糖 | 有機JAS認証のオーガニックタイプ。自然派・環境意識の高い方に◎。 |
子ども・高齢者に | 日本甜菜製糖 ラフィノース100 | 消化にやさしく、整腸作用もあり。甘さ控えめでミネラルも含み安心。 |
虫歯が心配な方に | 北海道てんさいオリゴ(粉末)/日本甜菜製糖 ラフィノースなど | 甘さが控えめで歯に残りにくい。虫歯菌の栄養源になりにくい低リスク甘味料。 |
リンク
てんさい糖Q&A|よくある5つの疑問を保育士・母親目線でやさしく解説!
Q:1 てんさいのお砂糖は離乳食に使える?
離乳食後期(生後9〜11か月頃)以降であれば、加熱して少量使うのはOKです。
ただし、初期〜中期は甘味を加えず、素材本来の味を優先しましょう。
■理由
てんさい糖は、オリゴ糖やミネラルを含み、体にやさしい甘味料ですが、赤ちゃんの腸内環境はまだ未成熟です。
また、てんさい糖のなかには「含蜜糖」タイプのように加熱が不十分な製品もあるため、
稀にボツリヌス菌のリスクを心配する声もあります。
■安全に使うポイント
- 離乳食後期〜完了期からスタートします。
- 必ず加熱して使用します。(おかゆ・煮物など)
- 1回の量はごく少量(耳かき1杯程度)にとどめましょう。
■実体験
私は家庭でも離乳食には「基本は無糖」を心がけ、
1歳になってから、かぼちゃの煮物やさつまいもの茶巾しぼりに少量のてんさい糖を使いました。
自然な甘さで、子どもも喜んで完食してくれました。
Q:2 てんさい糖は体に優しい?
てんさい糖は白砂糖に比べて体への負担が少なく、自然派・健康志向の方に支持されています。
■理由
てんさい糖は、精製度が低く、オリゴ糖やミネラルが残っている「含蜜糖」タイプが多いのが特徴です。
また、血糖値の上昇も穏やか(GI値約65)で、腸内環境の改善にも役立つ甘味料です。
■メリット
- 腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖が含まれています。
- ミネラル(カルシウム・カリウムなど)が自然に摂れます。
- 血糖値の上昇が緩やかで、糖質制限中でも使いやすいです。
■実体験
保育園の給食でも、てんさい糖を使うと子どもたちが最後までよく食べてくれる印象があります。
味がやさしく、体に負担の少ない自然な甘さだと感じています。
Q:3 てんさい糖ときび砂糖はどっちが体にいいの?
どちらも体にやさしい甘味料ですが、「冷えや腸活」を重視するならてんさい糖、「コクとミネラル」を重視するならきび砂糖がおすすめです。
■違いと特徴
比較項目 | てんさい糖 | きび砂糖 |
---|---|---|
原料 | 甜菜(ビート) | サトウキビ |
特徴 | 血糖値が上がりにくい/オリゴ糖あり | ミネラルが多くコクのある甘さ |
性質 | 体を温める(陰性食材) | 体を冷やしにくい(中性) |
向いている人 | 冷え性・腸内環境が気になる人 | 貧血・ミネラル不足が気になる人 |
■実体験
私は体が冷えやすいタイプなので、冬場はてんさい糖で体の中から温める意識をしています。
一方、鉄分補給を意識したいときはきび砂糖を使うことも。料理によって使い分けるのが正解です。
Q:4 てんさい糖とオリゴ糖はどう使い分けたらいいの?
甘味料として日常使いするなら「てんさい糖」、腸活・便秘改善を目的とするなら「オリゴ糖」がおすすめです。
■違いと使い分け方
比較項目 | てんさい糖 | オリゴ糖 |
---|---|---|
用途 | 料理・お菓子・飲み物など万能 | サプリ感覚で腸活・整腸目的に使用 |
甘さ | 白砂糖の7~8割程度 | かなり控えめ(やさしい甘さ) |
特徴 | 血糖値安定・ミネラルあり | 消化されず腸まで届く/善玉菌のエサ |
■おすすめの使い方
てんさい糖:日常の甘味料として、調理全般に使いやすいです。
オリゴ糖:ヨーグルト・ドリンクに加えて整腸効果をねらいます。
■実体験
子どもが便秘気味のとき、朝のヨーグルトにオリゴ糖シロップ(てんさい由来)をプラスすると、数日で改善されました。
普段はてんさい糖、腸活サポートにはオリゴ糖、という使い分けがいいようです。
Q:5 てんさい糖とラカントはダイエットにどっちがいいの?
ダイエット目的で「糖質・カロリーをカットしたい」ならラカント、
「自然な甘さで満足感を得たい」ならてんさい糖がおすすめです。
■違いと選び方
比較項目 | てんさい糖 | ラカントS |
---|---|---|
カロリー | あり(砂糖よりは控えめ) | 0kcal(糖質ゼロ) |
血糖値 | 上がりにくい | 上がらない |
甘さ | やさしくコクがある | 白砂糖と同等の甘さ |
成分 | 天然由来+ミネラル・オリゴ糖 | 羅漢果+エリスリトール(天然甘味料) |
■使い分けの目安
ラカント:糖質・カロリー制限中の方に
てんさい糖:健康的に「自然な甘さ」で満足感を得たい方に
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まとめ|疑問をクリアにして、自分に合ったてんさい糖を選ぼう
てんさい糖は「健康にいい」「体にやさしい」と言われる一方で、用途や比較対象によって向き不向きがあります。
正しく理解し、自分と家族のライフスタイルや体質に合った選び方をすることが大切です。
■まとめ|ホクレンてんさい糖 危険という噂の真相と、安心して使うための選び方
ホクレンのてんさい糖は、「危険」と言われることがありますが、正しく理解すれば安心して使える甘味料です。
■なぜ危険と言われるのか?
- 農薬使用への不安がある
- 遺伝子組み換え疑惑
- ボツリヌス菌の噂(離乳食に使えるか)
実際には、日本国内で販売されるてんさい糖は厳しい基準をクリアしており、これらの不安には根拠がないことが多いです。
■安心して使うための3つのポイント
- 原材料が「てん菜(ビート)」100%であることを確認します。
- 用途に合った形状(粉末・顆粒・シロップ)を選びましょう。
- オーガニック認証や無添加表示がある商品を選ぶとよいです。
■保育士・ママとしての実感
私は保育園でも家庭でも、てんさい糖を安心して使っています。
まろやかで自然な甘さは、子どもにも高齢者にもやさしく、毎日の食事にぴったりです。
■まとめ
「危険」という噂に惑わされず、正しく選んで、てんさい糖のやさしい甘さを安心して楽しみましょう。
あなたとご家族の健康的な食生活の一歩になればうれしいです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。