熱中症の心配があるのは、真夏や戸外で起こるとは限りません。
たとえば、気温が高い、風がない、湿度が高い、日差しがきつい、急に気温が上がるなどの日は危険サインです。
そんな時は、子どもは体が対応できずに脱水症状を起こすことがあります。
また、秋や冬は『かくれ脱水』を起こしやすいと言われます。
そんな季節は乾燥しています。皮膚から水分が失われているのです。
また、外での活動が多く、水分をとるタイミングを逃してしまっています。
水分を上手に補給していきましょう。
というお悩みにお答えします。
『子どもの水分補給』でおすすめの方法についてご説明します。
私は、モンテッソーリ教員免許を取得し実践園に勤めてきました。
現在保育士と学童支援員をしています。
また、自分の子育てでもモンテッソーリ教育を実践して3人の子どもを育てました。
この記事を読んでわかること
- 子どもの水分補給のやり方
- 子どもがあまり水分をとろうとしない時の手立て
子どもの水分補給の方法をお知りになりたい方、
子どもの育ちに関わっているいる方に お届けします。
子どものおやつの時間に合わせて出すおすすめの飲み物につてはこちらを参考にされて下さい。
【 手作りおやつ】簡単に入れられて、子供に安心な「お茶」を飲ませましょう
スポンサーリンク
子どもの水分補給、おすすめはいつ、何を、どのくらい?
1,子どもの水分補給、おすすめはいつ?
子どもにどんな時に水分補給をしたらいいのでしょうか?
- 朝、起きた時と寝る前
- 喉が渇く前
- 遊びに出かける前後
上記のように、活動を始める前が、ポイントですね。
子どもは、やりたいことに気が向いていますから、水分補給は忘れがちです。
周りにいる大人は、一言、声をかけてあげましょう。
とかく子どもは、「わかった」と答えても、やりたいことを前にして、水分補給をすることは難しいこと。
ぜひ、大人も子どもと一緒に水分補給をしておきましょう。
2,子どもの水分補給、おすすめは何を?
おすすめの飲み物
子どもの水分補給には、『水』 か 『お茶』 をおすすめします。
お茶の種類については
【 手作りおやつ】簡単に入れられて、子供に安心な「お茶」を飲ませましょう
熱中症の予防には、ペットボトル500㎖に対して、塩を一つまみ入れておくといいでしょう。
スポンサーリンク
水分補給のために、一家に一台あると手軽に水分補給ができます。
家族の水分補給のためにこちらはいかがでしょうか。おためしください。
スポーツ飲料、牛乳について
スポーツ飲料は、砂糖が多く含まれています。
砂糖の量、500m1本に対して、各砂糖7個分が入っています。
このように糖類が多く含まれているため、急性の糖尿病(ペットボトル症候群)を招く可能性もあります。
水分補給としてスポーツ飲料を与え続けると、肥満、虫歯、生活習慣病、夏バテの原因になります。
また、味が濃いので、子どもは水やお茶を飲まなくなってしまいます。
これらのことから、スポーツ飲料はスポーツ以外の毎日の飲み物にはお勧めできません。
牛乳ではどうでしょう?
牛乳をいつも飲んでいると、消化吸収に時間がかかり、胃腸への負担がかかります。
牛乳は、子どもの成長発達には必要な栄養源ですが、水分補給としては適しません。
その他
大量の汗をかくと、ナトリウムなどのミネラルも失います。
脱水症状を防ぐには、水分だけでなく、塩分の補給も必要です。
私は水に梅酢を加えていただいています。
ほのかに味がするくらいの量ですが、夏の間はこれがお気に入りの飲み物になっています。
子ども達も、嫌がらずに積極的に飲むようになりました。
塩分の入っていない水や、お茶をのむので、食べ物の中でミネラルを多く含むものを取り入れるのもいいでしょう。
ミネラルを多く含むものは、梅干し・スイカ・バナナがあります。
バナナを使ったおやつは
【 手作りおやつ】簡単でおいしい、子供が喜ぶ「冷たいおやつ」はいかがでしょう
【 手作りおやつ】超簡単、子供が喜ぶ「バナナケーキ」をご紹介します
3,子どもの水分補給、おすすめはどのくらいの量?
子どもには、一度にたくさん採らず、少しずつ口に含ませるように教えてあげましょう。
食前は、食事の量に影響するので、食前は避けましょう。
1回に飲む量
乳児…50~100㎖
幼児…100~150㎖
1日に飲む量
乳児…150㎖ / ㎏ / 日
幼児…100㎖ / ㎏ / 日
学童…150㎖ / ㎏ / 日
成人…150㎖ / ㎏ / 日
飲用水だけでなく、食事からの水分量も含まれます。
子どもの水分補給の注意点
1,乳児への水分補給の注意点
汗をかいた後すぐに授乳ができません。
日ごろからさ湯やお茶を飲む習慣をつけておきましょう。
乳児へは、哺乳瓶、マグマグ、ストロー、コップなど、子どもの成長、発達に合わせて入れ 物を調整しながら、飲ませていきましょう。
2,幼児への水分補給の注意点
幼児にお茶を進めると、一気にたくさん飲んだり、飲まなかったりしています。
周りの大人がそばで見て飲んだことや量など確認してやりましょう。
また、食事中にお茶を欲しがる子どもがいます。
食事中に飲むと、食事が入らなくなる恐れがあります。
食事が終わってから飲むように勧めてください。
3,学童児への水分補給の注意点
学童児は学校や学童、スポーツクラブなどへは水筒を持参している場合が多いと思います。
学童児は、外出の機会が増え、移動時は徒歩の場合も少なくはありません
1回に100㎖くらいずつを何回にも分けて熱中症の予防をしましょう。
子どもの水分補給、ふだんから水分をとろうとしない子へのおすすめ対策
子どもが水分をとろうとしない場合は困ってしまいますね。
そう言う時に試していただきたいことをあげてみました。
- 食事に汁物を加える
- 水分補給の時間を決める
- お気に入りのカップを用意する
- 飲む量を少なめにして始める
- 飲み物や、お茶の葉を一緒に選ぶ(買い物に行く)
- 大人が水分補給しているところを見せる
- 先に声をかけずに、タイミングをみる
1,食事に汁物を加える
食事のメニューの中に飲み物を入れましょう。
味噌汁や吸い物、スープをメニューの中に足してください。
水分補給に加えて、栄養の補給にもなります。
また、これらは、消化吸収も助けます。
意識して取り入れましょう。
2,水分補給の時間を決める
例えば、毎正時など、時間で決めたり、
お散歩の前と後など、行動で
水分補給の時間をとるようにするのはいかがでしょうか。
やりたいことがいっぱいの子ども達ですが、時間を決めることで、習慣になって取り入れられるかもしれません。
3,お気に入りのカップを用意する
子どもと一緒にカップやグラスを選んでもらいます。
飲み物を飲むだけでなく、お気に入りの物を用意することで、モチベーションが上がるでしょう。
4,飲む量を少なめにして始める
水分をたくさんとるのが、苦手な子もいます。
はじめのうちは、量を半分にして出してみましょう。
子どもの様子を見ながら、少しずつ増やしていきます。
5,飲み物や、お茶の葉を一緒に選ぶ
お店に出かけて、子どもが飲むお茶やお茶の葉を選んでみて下さい。
一緒にお買い物に行って選ぶのも興味を持つことにつながります。
自分のこととして、積極的に水分をとるようになります。
6,大人が水分補給しているところを見せる
子どもだけでなく、大人にも誰にでも水分をとることは大事だということを子どもに分かってもらいましょう。
そのためには、大人が水分をとるところを子どもに見せることが必要です。
子どもと一緒に大人も水分補給するようにしましょう。
7,先に声をかけずに、タイミングをみる
子どもにとって、大人の指示に従うのがイヤな時期もあります。
先回りして声掛けせず、飲みたくなるタイミングをつかみ、子どもが気づけるような言葉かけをしてみて下さい。
子どもが気づけたら、「よく気づいたね、それは大事なことだね」とほめてあげましょう。
子どもの水分補給が足りない、脱水症状
1,脱水症状とは
子どもに、次のような様子が見られる時は、脱水症を疑います。
- 尿の量や回数が少ない
- 尿の色が濃い
- 唇や皮膚が乾いている
- 喉が渇いている
- 目がくぼんでいる
- きげんが悪い
- 活動が鈍く、ぐったりしている
特に小さい子はのどの渇きを感じにくいことと、伝えにくいことがあります。
子どもの体調の変化に気をつけてください。
2,脱水症状が疑われる時の手当て
十分に水分をとれない時や、脱水症状が見られる時は、経口補水液を飲ませます。
食事と一緒に摂取すると、成分の吸収する効果が落ちる恐れがあります。
それで、食事との間隔は30分開けてください。
3,経口補水液の作り方
経口補水液が近くにない時は、手作りできます。
水…………500㎖
塩…………1,5g
砂糖………20g
水分をとれない時や、脱水症状が見られる時のみ使用します。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
子どもの水分補給について、おすすめの方法をまとめました。
子どもに、いつ、何を、どのくらい飲ませればよいか、大人の管理は必要です。
あわせて、あまり水分をとろうとしない子どもへの対応やついても載せています。
熱中症などによる脱水症状にならないよう、お気を付けください。
脱水症状についてもまとめてあります。参考にされて下さい。
子どもに飲ませたいお茶とその入れ方については
【 手作りおやつ】簡単に入れられて、子供に安心な「お茶」を飲ませましょう
https://tumikitosuzu.com/tea-for-children/
子どもに喜ばれている簡単なおやつは
【 手作りおやつ】超簡単で子供が喜ぶ 「かんざらし」をご紹介します
https://tumikitosuzu.com/kanzarashi/
最後まで読んでいただきありがとうございました。
スポンサーリンク
おもちゃのサブスク、子どもの成長に合わせた定期レンタルはこちらです