子育て

子どもが「外で歩くのがイヤイヤ」のお悩みは5つのポイントで対策

 

「イヤだ」「しない」「いらない」「あっち行って」「自分で」……

仕事や園までの送り迎えなど、時間がない中で、精いっぱい子どものためにやっていても、こういう頑固な態度にイライラしたり、ダメな親なんて考えていませんか?

 

どの子にも『イヤイヤ期』がやってきます。 

子どもの発達を知って、子どもも大人もうまく乗り切る方法を考えましょう。

 

 

歩かないで道に座り込んでしまう子、どうしたら動いてくれるかしら?

 

というお悩みにお答えします。

歩くのがイヤで駄々をこねる時の対応についてご説明します。

 

私は、モンテッソーリ教員免許を取得し実践園に勤めてきました。現在保育士学童支援員をしています。

また、自分の子育てでもモンテッソーリ教育を実践して3人の子どもを育てました。

 

この記事を読んでわかること

1,「歩くのがイヤで駄々をこねる」子どもとの向き合い方

2,イヤイヤ期の子どもの特徴を知って子育てを楽しむ方法

 

子どもがイヤイヤ期でお困りの方、

子どもの育ちに関わっているいる方に

お届けします。

 

子育ての生活の見直しについては、こちらも参考にどうぞ

イライラして余裕がない子育て、子供とスローライフな生活で改善させましょう

 

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「外で歩くのがイヤイヤ」な時は気をそらせる工夫を

まず、具体的なかかわりの例を取り上げてみます。

1,かくれんぼをしてみる

先日、保育園で朝からもう少しでたどり着くという場所で、もうすぐ2歳になる子が途中でで動かなくなりました。

ママは、少し離れたところで「行くよ~、おいで」と何度も呼びますが、動こうとしません。

それで、私がママに近くの物陰に隠れてもらい、「もういいかい、まーだだよ」と言ってもらいました。

そうしたら、探しにやってきます。

ママを見つけてにっこり。

嬉しそうに仲良く手をつないで、保育園に入っていきました。

 

2,鳥や虫、花などの生き物の力を借りる

道を歩いていて、歩こうとしない時、

  • 「向こうにきれいな花がしていたよ、見に行ってみよう」
  • 「ダンゴムシが待ってくれているかな? 見つけに行こう」
  • 「お空の鳥さんが一緒に行こうと見てくれているよ。鳥さん、行こう~」
  • 「小鳥さんみたいに飛んでいく? それとも、お馬さんみたいに走っていく?」

などと言葉かけをしてみて下さい。

大人もなんだかイライラしているのが優しい気持ちになって一緒に前へとすすめるかもしれません。

 

3,「よーいドン」と言ってやる気をだす

子どもは「行くよ」と言われても、命令されているように感じているかもしれません。

子どもは何でも遊びにしてしまう名人です。

よーい、ドン」と声をかけてやると力がわいてきます。

そして、大人も楽しんで一緒に走ってみて下さい。

それでも、子どもが動かないようであれば、大人が先にウォーミングアップしてみてください。やる気のスイッチが入ると思います。

 

4,目的地に言ったらどんなことが待っているかを伝える

これから何をするのか、次の行動を楽しみにできるよう、話をしてやると行動を移しやすいでしょう。

「○○をするんでしょう? さあ行きましょう」

 

5,「この歌が終わったら行こうね」と約束して歌う

子どもの気持ちの切り替えができ、わかりやすい『おしまい』のことを教えてあげます。

簡単な子供とよく歌っている歌を選ぶといいでしょう。

 

 

「外で歩くのがイヤイヤ」な子どもの育ちを知る

次に、なぜ、子どもは「イヤイヤ」になってしまうのかを考えてみます。

1、「歩く」のがイヤな理由

  • かまってほしい
  • 疲れた
  • 抱っこしてほしい
  • いう通りにはできない自分がいる
  • 行きたくない
  • ママと一緒がいい

 

2,イヤイヤ期の子どもの特徴

親とは違う人間だと気づく

赤ちゃんから、2歳前後になるまで、いつも母親が一緒にいました。

しかし、この頃から、親とは違う存在だと気づきます。

そして、自分の意志が生まれます。

 

自分の力を試す

大人の言うことに「いや」と反応したり、自分の行動で、大人がどう反応するかを見るようになります。

そうして、自分の力や、有能さを試しながら自我を育んでいるというわけです。

それが、自立へと繋がっていきます。

 

モンテッソーリの視点から「外で歩くのがイヤイヤ」な子どもへの対策

最後に大事にしていきたい子どもとの関わり方のポイントをまとめました。

  1. 敬意をもって接しましょう
  2. できるだけ肯定的な態度で接するようにしましょう
  3. 子どもに選択の自由を与えましょう
  4. 次にどんな楽しみがあるのか伝えましょう
  5. 区切りのを伝えましょう

 

おうちでできるモンテッソーリの考え方を生かした子育てについては

【おうちモンテ】家庭で自己教育力を高める育児のコツ9選、子どもが一人でできるためには

 

それでは、詳しくご説明します。

1,敬意をもって接しましょう

子どもは誇りと、とても感じやすい心とを持っています。敬意をもって接することが必要です。

子どもが言うことに耳を傾けたり、どうしたいのかを尋ね、一緒に考えたあげるといいでしょう。

はじめは子どもの言い分が聞き入れられないと泣き出したり、話を聴こうとしないかもしれません。しかし、繰り返し丁寧に接することで、子どもにもしっかり伝わるようになります。

心から寄り添った関わりが必要です。

自分が受け止めてもらっていると感じることが大切なんですね。

 

2,できるだけ肯定的な態度で接するようにしましょう

子どもと話をする時、「ダメ」とか、「置いていくよ」、「知らないからね」などといった言葉は避けて、別の言い方で話すようにしましょう。

おどしたり、罰を与えるような言い方は子どもには前向きに考えられず、悲しくなるだけです。

やはり、思いやりのある言葉かけが大事で、突き放すようなことはやめましょう。

 

3,子どもに選択の自由を与えましょう

『歩いて行くか』『走って行くか』など、子どもに選ばせるとよいでしょう。

子ども自身が決めれば、自分の気持ちが前に立って、動き出すことにつながります。

 

4,次にどんな楽しみがあるのか伝えましょう

「園にいったら、○○先生が『待ってたよ』といってくれるかな?」

「おうちに帰っておいしいお茶を入れてあげようね」

「今度は何をして、遊びたいの?」など、

次はどんな楽しいことが待っているのか、一緒に考えることで、行動に移しやすくなります。

 

5,区切りの時を伝えましょう

「もうすぐ行くからね」「○○したら、行こうね」など、心の準備をができる言葉かけが必要です。

急に「行くよ」と言われても心の準備ができていません。

言葉かけも大事なものです。

 

モンテッソーリ教育については、こちらも参考されてください。

【おうちモンテ】家庭で自己教育力を高める育児のコツ9選、子どもが一人でできるためには

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

子育てをする中で、楽しくない、苦しいと感じている方へ、子どもの本質を紹介し、どう対応したらいいのかを具体的にまとめました。

 

今回は、子どもが「歩くのがイヤイヤ」と言って困っている方への記事をまとめました。

毎日の子育ての中で、こういう場面があった時にご活用いただければ幸いです。

 

モンテッソーリ教育の視点から子どもの『イヤイヤ』をのりきるポイントもまとめました。

モンテッソーリ教育の視点での発達特性に応じた生活と環境づくりを進めましょう。

私の子育ての経験からも大変役に立ったと実感しています。

 

子どもの育ちを知って、子どもも大人も楽しい毎日が遅れることを願っております。

 

 

食べることで、子どもがイヤイヤを言ってお困りの方には

子育てを楽しめないママへ、子どもが「食べるのがイヤイヤ」のお悩みは5つのポイントで解決

https://tumikitosuzu.com/dining-manners/

 

外遊びについての記事は

【外遊び】たくさんした子は賢くなる、面倒でも出かけましょう

https://tumikitosuzu.com/play-outside-to-grow-up-wisely/

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。  

 

 

 

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