あわただしい毎日だからこそ、ていねいに、子どもの育ちを見守りたいですね。
子どもにとって、睡眠は生活の中で、体にも心にも大事なポイントです。
しかし、なかなか寝てくれないと大人は、心も体も疲れて、イライラしてしまいます。
家族みんな早く寝て、しかも、質のよい睡眠がとれるよう、生活を考えていきましょう。
という お悩みに対してー
私の子育てと、保育士・学童支援員の経験からについてまとめました。
この記事を読んでわかること
1,子どもを早く寝かしつける5つのポイント
2,睡眠時間を確保する大切さ
・いつまでも寝付ないお子さんがいて、お困りの方、
・どういう生活リズムを作っていこうかとお悩みの方
にお届けします。
子どもが気持ちよく寝て起きる習慣をつけていくために、寝かせつけについてお知らせします。
あわただしい毎日ですが、「子どもに合わせた早寝早起きの生活リズム」で、子どもに質の よい睡眠習慣つくりをしましょう。
目次
イライラしないで、寝かしつけられる5つのポイント
- 毎日同じ時間に寝かしつける (入浴は食事前がよい)
- 入眠儀式を取り入れる (絵本の読み聞かせなど)
- ボディタッチをする (体をゆするなど)
- 寝るための環境づくりをする (衣類・温度・湿度)
- 心地よい音を聞かせる (子守唄・CDなど)
詳しく解説します。
1,毎日同じ時間に寝かせつける
体内時計を整えるためにも、毎日同じ時間に寝かせましょう。
そのときに注意することはー
入浴は早めに
早く寝せようと、入浴後すぐに布団に入れても子どもは寝ません。
なぜかというと、入浴で体温がすると、上がっているからです。
入浴後1時間くらいすると、この熱を外に出そうとします。
それから、だんだん眠くなってくるのです。
子どもの手を触ると、ポカポカしてくるのでわかると思います。
手が暖かくなってきたら、眠くなってきたサインです。
起きるのも同じ時間に
早く寝かせるには、寝る時間よりも朝起きる時間を早くするのが、がうまくいくポイントです。
まず、体内時計を整えるために、毎日同じ時間に起こして、同じ時間に寝かせます。
そして、起きたら、朝日をしっかり浴びせましょう。
朝の光には脳内物質セロトニンの分泌を促す役目もあります。
セロトニンは、日中に活発に体を動かして、気持ちを安定させる物質です。
日中に外遊びをすることは有効です。外遊びの記事はこちらです。
【外遊び】たくさんした子は賢くなる7つのポイント、面倒でも出かけましょう
「子どもと遊ぶ」外遊び、もう困らない身近なもので楽しむ15選
2、入眠儀式を取り入れる
入眠儀式とは、毎晩、寝る前に行う習慣的なものです。
その習慣が、子どもの楽しみになれベットに入ることにも抵抗がなくなります。
ブルーライトは、睡眠をさまたげることになるので、注意しましょう。
寝る前の、パソコンやタブレット、スマホは見せないようにしましょう。
絵本を読む
私は、図書館から毎月30冊の絵本や児童書を借りていたので、そこから、子どもに好きな本を選んでもらい、2冊と決めて、読んであげていました。
子どもは、同じ本を選んだり、「もう1回 読んで」と言ってきます。
「~したのは、誰だった?」「~は、そのときなんて言った?」など、教育的なことは抜きにして、親子で楽しむ時間になりました。
読んでいる親が、先に寝てしまうこともあったりして……。
電気を消すなど
寝る前に行うことをいつもと同じ順番で、毎日行うこともお試しください。
たとえば、トイレに行く、子どもと一緒に部屋の電気を消してまわるなどです。
寝ることに気持ちが整い、穏やかな気持ちで布団に入ることができるでしょう。
3,ボディタッチをする
体をゆらす
私の勤めている保育園では、寝かせる時に体をトントンたたきません。
体に刺激を与えるトントンではなく、
仰向けに寝かせて、お腹のあたりに、手を置いて、体をゆらゆらやさしくゆすってあげましょう。
子どもの体が、脱力しやすいようにゆすってあげるのです。
親の方もパートナーと試してみてください。
してあげたり、してもらったり。
どんなに気持ちいいか、もっとどんな風にすればもっと気持ちよくなるか、体験するのが一番です。
体をなでる
頭や顔、耳など子どもが落ち着くところをなでてあげてください。
保育園で寝かせる時、どこをなでると早く寝るかを試し続けたことがありました。
その結果、私の体験から、眉と眉の間という結論です。
やっぱり、その子の心が安らぐところが、一番ですが……。
マッサージ
マッサージをすることで、血行がよくなり、力が抜けていくのもいいでしょう。
- 手のひらを広げさせ、その上をゆっくり大人の手のひらでさする
- 足首から足指までゆっくりさする
- ふくらはぎをやさしく握ったり、緩めたりする
4,寝るための環境づくりをする
パジャマ
気持ちの切り替えにもなります。
季節に合ったもので、下着はいりません。
部屋室温20℃、湿度50%で、暗くしてあげてください。
湿度の管理は、加湿器を使う場合もありますが、部屋に濡れたタオルを一枚かけておくだけでもよいでしょう。。
それから、『清潔』も大事なポイントです。
アレルギーのある子も増えています。
アレルゲン物質で、『ホコリ』があります。
掃除はしていても、物が多いとホコリがたまる原因となりやすいので、注意しましょう。
5,心地よい音を聞かせる
子守唄
子守唄を歌ってあげると、リラックスできるでしょう。
「子守唄はあまり知らない」ということはありませんか?
大人の知っている曲でかまいません。
静かに、ゆっくり歌ってあげましょう。
子守唄は、3つくらい覚えて、繰り返せばいいのです。
子どもが知っているからといって、むりに保育園で歌っている歌を歌う必要はありません。
かえって、「そうじゃない!」といって歌い出して、目が覚めてしまったら大変ですね。
CD
「胎内音」を表した「ホワイトノイズ」のCDがありがあります。
テレビの砂嵐や空気清浄機などの「ザー」「ゴー」という音です。
赤ちゃんがママのお腹で聴いていた音に似ているといわれ、
生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんには、安心させ、眠りにつく時に使うとよいと言われています。
また、オルゴールのCDも落ち着いた気分になるでしょう。
イライラしないで寝かしつけ、睡眠時間を確保する大切さ
睡眠の効果を上げましょう。
脳を休ませる
体を休ませることで、疲れを回復させ、次の日をまた元気に迎えられます。
また、心もすっきりします。
家族の関係も安定し、友達とも仲良く遊ぶようになるでしょう。
心身を発達させる
寝ている間、成長ホルモン(メラトニン)が分泌されることで、心身の成長がみられます。
たっぷり寝ることで、朝食をしっかりとることができ、大きくなれます
また、体調もよくなり、風邪をひきにくい体となるでしょう。
眠くなるのは、メラトニンと呼ばれる眠りを誘うホルモンの作用によるものです。
メラトニンがたくさん分泌されると体温が下がって眠くなる仕組みです。
寝ている間の成長ホルモンの分泌を促す働きもあります。
メラトニンの元になるのはセロトニンです。
これは太陽の光を浴びると生成されます。
そして、陽光を浴びるだけでなく、身体を動かすことも大切です。
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記憶を整理、定着させる
情報が多い今日、記憶を整理することで、次の日の生活や学習学習を意欲的に行えます。
勉強もわかるようになって、生活が充実していくことでしょう。
早く寝かしつけるには、生活リズムを整える
たとえば、
「気づけば1時間近く抱っこしていた」
「仕方がないのでドライブに連れて行くとそれが習慣化して、車に乗らないと眠らなくなった」
「寝かせたらあれをしようと決めていたのに思ったことができなくなる」
といったことが習慣化するとストレスが増えてしまいます。
生活リズムを整えるには
- 朝は6時30分までには起きる(起こす)
- 和食の朝ご飯を食べる
- 日中、太陽のもとで、体を動かす(遊ぶだけでなく、水やりや草取りなどをして働く)
- 1時間~2時間のお昼寝(歩けるようになるまでは、午前寝もする)
- おやつを食べた後、また、太陽のもとで、体を動かす
- 6時~7時の間に入浴
- 7時~8時に夕食
- 8時~9時に就寝
早く寝かせるには、まずは、早く起きることからはじめましょう。
まとめ
今回の記事では、
子どもを早く寝かせるための5つのポイントをお届けしました。
- 毎日同じ時間に寝かしつける (入浴は食事前がよい)
- 入眠儀式を取り入れる (絵本の読み聞かせなど)
- ボディタッチをする (体をゆするなど)
- 寝るための環境づくりをする (衣類・温度・湿度)
- 心地よい音を聞かせる (子守唄・CDなど)
寝せる大人がイライラしていては、子どもも落ち着かず、安心して目をつぶることができません。
大人もゆったりした気持ちで寝かしつけられ、
大人も睡眠時間をたっぷりととれますことを願っております。
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