『子どもの世話に時間がかかって、イライラしてしまう』
『今度、二人目の子が生まれるのに、こんなに手がかかって大丈夫なのか』
と感じて子育てをしている方もいるかもしれません。
という お悩みに対してー
モンテッソーリ教員・現役の保育士・学童支援員である”すず”が子育てのヒントをお届けいたします。。
筆者は、モンテッソーリ教員免許を取得し、モンテッソーリ教育を実践している幼稚園での実績、それから、3人の息子たちをモンテッソーリ教育の考えで子育てをした経験があります。また、現在保育士、学童支援員として、子どもと関わっています。
これらの経験を活かしてお伝えします。
今回は、『子どもが一人でできるようになる』ための育児のコツについてまとめました。
この記事を読んでわかること
1,子どもが一人でできるように育つために、大人が気をつけたらいいこと
2,子どもが一人でできるようになるための、見せ方
3,モンテッソーリ教育の特徴
子どもが何でも自分でできるようになってほしいと願っている方、
もっと楽しんで子育てをしていきたいと思っている方
にお届けします。
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家庭で子どもが自己教育力を高める育児のコツ9選
子どもは、いつも、周りにいる大人や子どもに対して、憧れをいだいています。
そして、よく見て、まねて、自分でできるようになっていきます。
そうすることで、「自分で考える力」がついていくのです。
子どもが、自分でトライしてできた時の満足して、すっきりした顔は喜びに満ち溢れています。
そのために、子どもの傍にいる大人達に子育てで心掛けていただきたいことをあげてみましょう。
- 子どもが自分で着がえのできる服を用意します
- 子どもサイズの家具を用意しましょう
- 子どもサイズの道具を用意しましょう
- 子どもの持ち物の置き場所を決めましょう
- おもちゃの数を増やし過ぎず、シンプルな部屋にします
- 何か始める前は子どもができる準備を自分でさせましょう
- 子どもが失敗した時、どうしたらよかったのかを一緒に考えてやりましょう
- できるまで何度も繰り返し、納得がいくまでさせましょう
- まわりにいる大人は、子どものお手本と言う意識を持ちましょう
1,子どもが自分で着がえのできる服を用意します
子どもの下着や服は、おおきな襟ぐり、大きめのボタン、シンプルなデザインにしましょう。
例えば、どちらを前にするか目印をつけるなどの工夫をするといいでしょう。
また、引き上げる時、どこを持つのかなど、ポイントを抑え、言葉ではなく、動作で示してやってください。
2,子どもサイズの家具を用意しましょう
体に合った一人用テーブルと椅子を用意しましょう。落ち着いて作業に取り組めます。また、自分の居場所があり、安心できます。
椅子は、自分で持ち運びできるシンプルなものを選んでください。
子どものおもちゃや本を置く棚は子どもの目の高さにすると、自分の持ち物を自分で片付けることができます。
低い所にフックを取り付けましょう。
そうすれば、出かける時も、自分の物を自分で用意するようになります。
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3,子どもサイズの道具を用意しましょう
ほうきとちり取り、子どもの手のサイズに合ったスポンジなど、お手伝いできる仕事の道具を揃えてやりましょう。
子どもに手伝いをしてもらう時、自分に合った物であれば、子どもが失敗せずに自分の力を精一杯出して取り組みます。
4,子どもの持ち物の置き場所を決めましょう
棚や、引き出しにシールを貼って目印にするとわかりやすく、子どもが自分で出し入れできます。
例えば、子ども自身の衣類を入れる引き出しにわかりやすいシールを貼るのもいいでしょう。
それが、着替えの一連の動作になって、自分で着てみようとする意欲につながります。
また、家族みんなが使うタオルなど、家族が共有するものも、収納場所をわかりやすくいておきましょう。
自分のモノだけでなく、家族のモノも大事にし、家族の一員として役に立つことで、自信となります。
5,おもちゃの数を増やし過ぎず、シンプルな部屋にします
子どもが片付けやすいように工夫しましょう。
物をしまうべきところが決まっていると、自然と使った後の片づけができるようになります。
物が多くては、集中できません。物の量も考えて与えます。
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6,何か始める前は子どもができる準備を自分でさせましょう
外遊びの前は、自分で道具を揃えたり、帽子と水筒を準備するなど子どもが自分でできる準備はさせましょう。
「〇〇をとってきてちょうだい」と指図するのではなく、
「△△に行こう」と声掛けします。そうして、必要なものを自分で考えて、用意することで、子どもが遊ぶ主人公になるのです。
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7,子どもが失敗した時、どうしたらよかったのかを一緒に考えてやります
「こぼす」「壊す」などの失敗は、子どもが見て、わかることです。
モンテッソーリ教育の教具も自分で過ちに気づくようになっています。
失敗した時は、言葉で攻める必要はありません。
「どうしたらいいかな?」と子どもに考えてもらったり、大人が一緒に考えてやることが大切です。
また、子どもがどこまでやり通せるか見届けてやるようにするとよいでしょう。
8,できるまで何度も繰り返し、納得がいくまでさせましょう
子どもは、同じ動作を繰り返すことがあります。
それは、その動作が上手になりたくて、何度も繰り返しているのです。
子どもの行動には、それなりの理由があります。
すぐに手や口を出さずに見守るゆとりを持ちましょう。
9,まわりにいる大人は、子どものお手本と言う意識を持ちましょう
子どもは、周りにいる大人をよく見て真似しようとしています。
また、子どもが必要な時にそこにいてくれて助けてくれる人です。
そういう大人のとの関わりが、子ども同士の思いやる関わりへとつながっていきます。
まわりの大人は、子どもにとって魅力的な人になることが必要です。
家庭で自己教育力を高める子どもへの見せ方
子どもが一人でできるようになるためにやって見せる方法をお伝えします。
1,動作はゆっくりと
動作を分解して、ポイントをアイコンタクトで確認し、これ以上は早くできないくらいの早さでやって見せます。
2,言葉より動作で
言葉で説明しても、子どもには理解できません。
ポイントがわかるように、ていねいにやってみせましょう。
言葉のかけすぎは、かえってやり方に集中できず、混乱してしまいます。
3,順序だてましょう
作業には、段取りがあることを見せるところから始めます。
何かをする時に順序だてる習慣は、子どもの計画性や先を見通す力などを伸ばしてくれます。
4,満足いくまでやらせてあげます
な地動作を繰り返して行うことがあります。
それは、その動作を自分のモノにしたい、上手にやれるようになりたい気持ちの表れです。
途中でやめさせずに、子どもが納得するまで続けさせましょう。
5,いつも大人がやっている姿を見せます
片付けなどすぐにはできるようにはなりません。
大人がやっているところを見せたり、はじめのうちはも必要でしょう。
自己教育力を高めるモンテッソーリ教育法とは
モンテッソーリ教育は、子どもが自分を形づくる力を、最も豊かに持っている時期に、大人になるための基盤を与えるものです。
モンテッソーリ教育は、次の3つから構成されています。
- 子ども
- 環境
- 教師(大人)
1,子ども
子どものあるがままの姿を観察し、理解することで作られた教育法です。
大人が勝手に想像したり、大人の描く子ども像に導くものではありません。
2,環境
子どもが、自分で自分を伸ばしていくのに役立つ環境作りが必要です。
整えられた「環境」を与えられることで、子どもは少しずつ自分に合った成長の歩みを進めていきます。
3,教師(大人)
大人は子どもに教え込むのではなく、活動の方向付けを行っていきます。(大人の役割)
自分で興味を持ち、自分でやってみたいという意欲なある子どもに対して、強制ではなく、自分の持ている力を十分発揮できるお手伝いをしていくということです。
モンテッソーリ教育の考え方を活用して、気持ちに余裕のある子育てをと願っている方へ
【モンテッソーリ教育とは】おうちで実践、7つの方法で子育てに安心感を
まとめ
この記事では、
1,モンテッソーリ教育の特徴
2,子どもが一人でできるように育つために、大人が気をつけたらいいこと
3,こどもが一人でできるようになるための、見せ方
についてまとめました。
子どもは伸びようとする力をたくさん秘めています。
その力を十分に発揮して成長できるように、周りの大人は、適切な対応をしていきたいですね。
子ども達の豊かな成長をお祈りいたします。
イライラして子育てに余裕がないとお悩みの方の方へ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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