子育て

【外遊び】子どもが自然の中で遊ぶ7つのメリット、子どもの成長を支える大切な活動です

 

外遊びは大事にしたいと思っていても、「遊ぶ場所がない」「面倒だ」 「洗濯物が増える」…と悩ましいことがたくさんありますね。

しかし、子どもの育ちは、子どもにとってメリットがたくさんあります。

手軽な外遊びから始めていきましょう。

 

やっぱり子どもは外で遊ばせた方がいいのかな……

 

という お悩みに対してー

現役の保育士学童支援員モンテッソーリ教員である”すず”がお届けします。

子育てが終わり、これまでの経験をから

外遊びの効果や手軽な遊び、自然と触れ合う体験

についてまとめました。

 

この記事を読んでわかること

  • 外遊びのメリット
  • 自然の中での外遊び体験
  • おススメの外遊び

 

  • 子育て中の方で、外遊びの効果を知りたい方
  • 具体的に自然の中での外遊び体験にはどのようなものがあるのか知りたい方

にお届けします。

 

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子どもが自然の中で遊ぶ「外遊び」の7つのメリット

部屋にこもって遊んでいると、子どもは心も身体も持て余してしまい、きげんが悪くなってきます。

また、お腹もすかず、食が進まず、親子で生活がうまく回りません。

また、日中の活動量が少なければ、寝つきが悪く、十分な睡眠ができなくなります。

 

このように、外遊びは子どもの生活リズムにも大いに影響を及ぼします。

子どもの健やかな成長には「外遊び」は欠かせません。

 

子どもが自然と遊ぶメリットはー

  1. <身体面> 体を動かし、体力がつく
  2. <精神面> 気持ちがゆったりできて、あそびを楽しめる
  3. <情緒面> 五感が育ち、感性が豊かになる
  4. <知的面> 脳に刺激を与える
  5. <社会面> 語彙が増え、思いを表現する機会となる
  6. <生活面> 生活リズムが改善していく
  7. <自然科学> 自然を守ることの意味を感じる

詳しく説明します。

1,<身体面> 体を動かし、運動能力の発達や健康を促進させる

 

運動能力が発達する

 

子どもは、外に出て、太陽の光を浴び、体を動かすことで、次第に体力がついてきます。

よく歩く子どもは、転ばないようになり、体の左右差も感じられません。

そうなれば、ますます体を自分の思うように動かせ、活動が積極的になっていくのです。

 

健康な体をつくる

 

骨の形成

ビタミンDは、正常な骨格の発育を促す栄養素です。
食からだけでなく、太陽光にあたることで生成されます。
紫外線には注意が必要ですが、帽子や日焼け止めクリームを塗るなどして、上手に太陽にあたる工夫をしていきましょう。

 

近視予防

外遊びは子どもの近視の予防となると言われています。

また、近視の進行抑制の効果もあることが近年わかってきました。

海外でも取り上げられる話題で、2013年台湾政府は、体育の授業に関する法律を改正し、週に2時間半以上の屋外運動の実施を法制化しました。

 

自律神経の向上

外に行けば、寒さや暑さを感じます。外遊びをすることで、気温の変化を体で感じます。

子どもが外遊びをすることで、汗を出したり、心臓が力強く、早く収縮して血圧が上昇します。そうして、自律神経の向上につながります。

その自律神経の発達は、そういった身体的調整機能だけでなく、子どもの意欲自発性にも関わってきます。

 

2,<精神面> リラックスできて、遊びを楽しめる

 

自然の中では、深呼吸をしたくなりますね。

息を細く長く吐くことで、副交感神経が優位になり、リラックスできます。

 

心がゆっくりなれば、小さい生き物美しいものに目が行きます。

自ずと、自然の中での活動を楽しむことができるのです。

 

また、一緒に戸外へ行く大人にとっても気持ちが晴れやかになる時間もあると思います。

大人の気持ちがゆったりなれば、自然と子どもにも伝わっていくでしょう。

時間に追われる生活から、自然の中で、ゆったりと過ごす時間を作りたいものです。

 

3,<情緒面> 五感が育ち、感性が豊かになる

 

自然の中では、見るもの、聞こえるもの、感触、匂いに敏感になり、

感覚が研ぎ澄まされていきます。

それで、より自然を深く感じ、楽しみを見つけることができるでしょう。

そんな、子どもの気づきに共感できる大人でありたいものです。

そういう経験を積むことで、子どもは、感性が豊かになり、自分を表現したり、相手を思いやることにつながります。

そうして、心が満たされる幸福感も感じられます。

 

外遊びをしてエネルギーを十分に発散させることは情緒の安定を安定させます。

そして、あそびを通した友だちとの関わりやさまざまな体験は、社会適応能力を高めていきます。

また、自主性自己肯定感をもつことにつながり、まわりの人との関係もスムーズに行えるようになることでしょう。

 

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4,<知的面> 脳に刺激を与える

 

体を動かすことで血流がよくなり、また、五感を使うことで、脳に刺激を与えます。

そうして、脳が活性化され、賢く育っていくでしょう。

予想しないことに出会ったりして、判断力もつきます。

 

そのほか、集中力も高められます

じゃれつき遊び」やかくれんぼ・鬼ごっこ・長縄・ケイドロなどの昔から子どもが楽しんできた「伝承遊び」は体を使ってワクワク・ドキドキして楽しめます。

このワクワク・ドキドキする瞬間が、脳を十分興奮させ、同時に抑制過程を刺激し、集中力が高まっていきます。

 

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5,<社会面> 語彙が増え、思いを表現する機会となる

 

動植物の名前や、「きれい」「早い」「小さい」など様子を表す言葉など

体験することで、言葉を知り、語彙が増えていきます。

 

また、自然を感じることで、自分の思いや、動植物になった気持ちを表すようになります。

つまり、相手を思いやる気持ち言葉を理解表現するようになるでしょう。

こうして、コミュニケーション能力が高まります。

 

外に出かけることで、人に会って挨拶の言葉を交わしたりする経験ができます。そうして社会性も育ってきます。

その他、交通ルールを実際に体験する機会もあります。

 

 

6,<生活面> 生活リズムが改善していく

 

体をよく動かすと、空腹感を感じ、食欲も出てきます。

また、体の心地よい疲れを感じることで早く寝るようになり睡眠時間も確保できます。

 

そうして、毎日の生活リズムが整っていきます

成長期の子どもにとっては、生活リズムが整うことで、精神も安定し、機嫌よく毎日の生活を送ることができるでしょう。

 

7,<自然科学> 自然を守ることの意味を感じる

 

自然と触れ合う経験をすることで次第に自然の大切さ不思議さありがたさを実感するようになります。

 

絵本や、言葉だけでは、子どもには伝わりにくいことです。

しかし、自然の中で実際に、学び、感じることは、子どもにもすっと伝わります。

 

自然を守る一歩を早いうちから子どもと始めましょう。

 

メリットの多い外遊び、自然の中で遊ぶ体験のご紹介

緑に囲まれた里山、

コバルトブルーの海、

川のせせらぎ、

小鳥のさえずりが響き渡る山の中

それに加えて、四季折々の風景……

少し足を伸ばせばいろいろな自然を満喫できます。

 

しかし、子育て世代は、時間もお金も大事にしたいところ、

そこで、もっと身近で自然を感じる遊びや体験を提案いたします。

自然を大人も一緒に感じてみましょう。

子どもにとっては、共感してもらうことで、深く印象に残ります。

 

【自然の中の子育て】メリットは?子どもが自然に触れあう体験を考えましょう

 

私はこれまで、幼稚園や保育園、そして学童の子ども達と関わってきました。

また、3人の男子の子育ての経験から、自然を感じる子どもの外遊びにはどのようなものがあるかをまとめました。

<子どもが身近に自然を感じる外遊び体験>

  1. 散歩に出かける
  2. 季節をさがしに出かける
  3. はだしで遊ぶ
  4. 植物に出会う
  5. 動物や虫に出会う
  6. 種をまく生き物を飼う
  7. 体験活動に参加する
  8. キャンプに出かける

詳しく解説します。

1,散歩に出かける

目を閉じて、耳を澄ます、

立ち止まって、足元を見てみましょう。

ゆっくり時間をかけて楽しんでみて下さい

 

公園・神社・校庭・川・海辺

「そんな、近くには、ビルばかり!」という方もいらっしゃるかもしれません。

学校神社には、緑の木々がありませんか?

自然があるところをさがしてみましょう。

 

早朝・昼間・夕方・夜

場所が決まったら、今度は、いつもとは違った時間帯を選んでみてください。

感じ方が変わったり、発見があることでしょう。

 

晴れの日・雨の日

晴れの日だけでなく、あえて準備をして雨の日散歩をしてみませんか?

蜘蛛の巣についた雨粒や

雨が降ると活発に動く生き物の動きを時間を忘れて見入るかもしれません。

 

2,季節をさがしに出かける

四季折々の自然をさがしてみましょう。

たとえ、何も見つけられなくても、空気を感じることができます。

子どもは、葉っぱ1枚でも宝物です。一緒に見つけてみてください。

 

3,はだしで遊ぶ

はだしになるといつもとは違う感触があります。

土・砂・水、冷たさ、熱さ

そして、解放感

直接『自然』と遊ぶ体験ができます。

 

4,植物と出会う

 

色々な手触りの葉っぱ、

小さな花大きな花匂い色あい、

子どもの発見や感じ方を共有してみましょう。

たとえば、子どもが大好きな『エノコログサ』

ふさふさしたシッポのような植物です。

一緒に遊んでみましょうー

  • ズボンにさして、シッポとりをして遊ぶ
  • 『ハート』を作る
  • ふさふさしたところを軽く握って、小指を動かすと、親指の方から毛虫が動いているように出てきます。

 

5,動物や虫に出会う

私もよく虫取りに出かけます。

 

捕まえようとしても動きが早すぎてなかなか捕まえられないものもあります。

ちいさい子はすぐに触れる『ダンゴムシ』などの小さい虫もいます。

 

生き物に興味をもつきっかけになるかもしれませんね。

生き物の動き不思議さを感じることでしょう。

 

6,種をまく

あえて出かけなくても、家庭で自然を感じることができます。

 

種をまいてみましょう

水や肥料を与えたり、肥料をやったり、大きな鉢に植え替えたりと

時間をかけて育てます。

収穫できるものであれば、子どもにとっては、なお印象的です。

 

7,体験活動に参加する

近郊の農園では、収穫の体験ができる所があります。

田植えや草取り、稲刈り、果樹の収穫体験、

そのほか、海では、貝ほりやミナ取り

川ではカニ取り、魚釣りができる所があります。

地元の人の情報を聞いて、出かけるのもいいでしょう。

 

8,キャンプに出かける

今はキャンプが流行っているので、便利なグッズが店には並んでいます。

しかし、あえて不便なキャンプ生活をしてはいかがでしょう。

 

魚釣り、貝から集め、魚釣り、木陰で昼寝、星空観察…。

家族でのんびり楽しんでみてください。

 

メリットの多い外遊び、習慣にする方法

保育士として保育園で経験してきた経験や、子育ての経験から、外遊びを習慣化することが子どもや大人にとって大事だとわかりました。

では、外遊びを習慣化するためにはどのような配慮が必要でしょうか。

 

<外遊びを習慣化するためのポイント>

  • ○○が終わったら外に行くと子どもとお話ししておく
  • すぐに出かけられるように、着替えやティッシュペーパーなどをあらかじめリュックなどに準備しておく
  • 遠くまでいけない時や時間がない時なども、玄関先でもよいので、できるだけ毎日外に出るようにする。
  • 親もあまり負担に感じず、楽しみを見つけ、子どもと共感していく

 

メリットの多い、おすすめの外遊び

6歳前後からのおすすめ遊び

  • 縄跳び(一人でもできる)
  • 鬼ごっこ(少人数でも遊べる)
  • ままごと
  • かくれんぼ
  • かけっこ
  • バトミントン
  • 様々なボールでキャッチボールなど

 

6歳以下の子どもの外遊びについてはこちらも参考にどうぞ

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メリットの多い、おすすめの外遊びについての書籍

 

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まとめ

この記事では

  • 外遊びのメリット
  • 自然の中での外遊び体験
  • おススメの外遊び

についてまとめました。

 

子どもにとって自然と触れ合う外遊びはメリットがたくさんあります。

子どもの育ちを考える中で、外遊びを生活に組み込んでいくポイントもまとめました。

ぜひ、外遊びを実践していきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝しております。

 

 

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